大崎シティデンタルクリニックが考える予防歯科
人生100年時代を健康的に、そして豊かに過ごすためには、自分の歯でしっかり咬(か)める状態を中長期的に維持しなければなりません。
そのため、大崎シティデンタルクリニックでは、歯を治療して口腔(こうくう)環境が一時的に良くなれば終わりだとは考えていません。
将来の虫歯や歯周病といった歯の病気のリスクを下げるため、普段の生活から見直すことを大切にしています。
当院では、上記に基づく予防歯科を提供しています。
予防歯科 施術内容
当院の予防歯科では以下の施術を行います。
唾液検査
予防歯科では問診や視診では確認できない虫歯や歯周病といった危険因子を、唾液検査(サリバテスト)によって検出します。
唾液内の細菌の数や糖質の量、虫歯菌に対する歯の抵抗力、虫歯や歯周病になりやすい環境に置かれた時間などを評価し、今後の虫歯や歯周病の発症リスクを割り出します。
項目 | チェックする項目 |
---|---|
歯の健康 | 虫歯菌、酸性度、緩衝能 |
歯茎の健康 | 白血球、タンパク質 |
口腔清潔度 | アンモニア |
唾液検査を行うことで一人ひとりに適切な治療の提供が可能です。
例)虫歯菌は少ないが、緩衝能(酸に対する抵抗力)が弱いので食事の頻度に気を付ける必要がある。など
検査は3分間ロウ(味がしないガムのようなもの)を噛み唾液を採取するだけの簡単な方法のため、痛みもなく小さなお子様でも安心して受けられます。
唾液検査(サリバテスト)について詳しい内容を知りたい方は下記ページより詳細をご確認ください。
PMTC
PMTCは英語の「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の頭文字を取った略語で、プロが行う歯のクリーニングを意味します。
歯垢(しこう)は食後すぐの歯磨きで除去できますが、時間がたつと膜のように歯の表面に付着してバイオフィルムを形成するため、通常の歯磨きでは落とせなくなります。
PMTCの施術では、担当の歯科医師や歯科衛生士が専用の機器を用いてバイオフィルムや色素沈着などを除去します。
歯の表面に付着したバイオフィルムを取り除くことで虫歯や歯周病を予防できるうえ、歯の見た目を綺麗に保つことが可能です。
PMTC(歯のクリーニング)について詳しい内容を知りたい方は、下記ページより詳細をご確認ください。
TBI(歯磨きの指導)
TBIは英語の「Tooth Brushing Instruction」の頭文字を取った略語で、歯科医院で行われる歯磨き指導を意味します。
専用の染出し剤を用いて歯垢を赤く染めて見やすくし、歯磨きを行うことで磨き残しがないかをチェックできます。
虫歯や歯周病の予防には日々の歯磨きが欠かせませんが、TBIを受けることで普段のブラッシングが適切であるかがわかります。
TBIを受けてからしばらくたつと再び磨き方にクセが出て来る傾向にあるため、定期的にTBIを受けるのがおすすめです。
フッ素の塗布
当院の予防歯科ではフッ素の塗布も行っています。
フッ素には歯のエナメル質を補修したり、虫歯菌の働きを弱めたりする効果があります。
一度フッ素を塗布するとおよそ3ヶ月は効果が続くとされているため、定期的に歯科医院で塗布することがおすすめです。
予防歯科を行うメリット
予防歯科を行う主なメリットは以下の4つです。
虫歯や歯周病を予防することができる
予防歯科を行う最大のメリットが、虫歯や歯周病を未然に防げる点です。
永久歯は28本(親知らずを除く)ありますが、虫歯や歯周病が原因で抜いてしまうと二度と生えてきません。
また、虫歯を削って被せ物や詰め物をする治療法もありますが、削ってしまった箇所も元には戻りません。
予防歯科を行うことで、虫歯や歯周病を未然に防ぎ、自分の歯で咬んで食事を味わうことが可能です。
虫歯や歯周病の早期発見につながる
予防歯科のメリットとしては、虫歯や歯周病を早期に発見できる点も挙げられます。
虫歯の初期段階で痛みを感じることは少ないため、気が付いたら虫歯が進行していたというケースも少なくありません。
歯周病を発症しているかどうかも、明らかな症状が出ない限り、一般の方には分かりにくいのが現実です。
予防歯科を行うと虫歯や歯周病を早期に発見し、悪化しないよう適切に対処できます。
中長期的に治療費の負担を軽減できる
予防歯科の治療にも費用が掛かりますが、長い目で見ると治療費の負担を軽減できます。
例えば、虫歯が原因で歯を失い、インプラントや入れ歯を入れるとなった場合、予防歯科とは比較にならないほどの治療費が必要です。
また、定期的に予防歯科の治療を受けると歯だけでなく全身の健康にもつながり、将来の医療費を軽減する結果が期待できます。
綺麗な歯を保ち、清潔感を維持できる
予防歯科では正しい歯磨きの方法を学んだり、定期的な歯科検診とクリーニングを受けたりできます。
正しく歯磨きし定期的にクリーニングを受けることで綺麗な歯を保ち、清潔感を維持できる点もメリットの1つです。
予防歯科に関するよくある質問
予防歯科に関しては以下3つの質問が多く寄せられています。
予防歯科は保険が適用される?
健康保険は病気を治すための治療や医薬品代に適用されるため、基本的には予防目的の治療に適用されません。
しかし、令和6年度の診療報酬改定では「口腔疾患の重症化予防」と「生活の質に配慮した歯科医療の推進」が重視されており、いくつかの評価が見直されています。
令和6年度の診療報酬改定により、生涯を通じた口腔の健康維持を目的とした、う蝕や歯周病の重症化予防、そして口腔機能の問題に関して保険が適用される可能性があります。
予防歯科と歯のクリーニングは違う?
予防歯科の目的はいつまでも自分の歯で咬めるよう、歯や歯周組織の健康を保つことです。
単に歯を綺麗にすることが予防歯科ではありません。
しかし、予防歯科の施術であるPMTCやTBIを受けた場合、副次作用として歯が綺麗になることは少なくありません。
予防歯科と歯のクリーニングには共通点もありますが、将来の虫歯や歯周病を予防したいのであれば、予防歯科を受診するのがおすすめです。
予防歯科の頻度はどのくらいが最適?
予防歯科に通う頻度は人により異なりますが、一般的にはおよそ3ヶ月に1回の通院を推奨しています。
3ヶ月に1回通院しておけば、その間に虫歯や歯周病を発症していたとしても、軽度のうちに対処できるためです。
ただし、もともと虫歯の本数が多い方や口腔内の衛生状態が悪化しやすい方は、1ヶ月〜2ヶ月に1回の通院がおすすめです。
予防歯科は大崎シティデンタルクリニックにおまかせください
大崎シティデンタルクリニックの予防歯科では、PMTCやTBIの施術によって虫歯や歯周病になりにくい歯の磨き方を指導しています。
虫歯や歯周病を発症してから治療するのではなく、定期的に予防歯科の施術を受けることで、いつまでも自分の歯で美味しく食事を楽しめます。