こんにちは、歯科衛生士の藤島です。
寒さが日増しに厳しくなってきましたね。家では、このぐらいの時期から、飼っている猫が暖をとる為に布団に潜り込んできます。
家には2匹の猫がいるのですが、1匹は満15歳、人間でいう70歳くらいのおばあちゃん猫です。
数年前から口臭が気になり始めたのですが、先日とうとう抜歯をしました原因は歯垢、歯石を貯め過ぎて歯周病が進行してしまったせいです。
そう、人間と同じく、猫も歯周病になるのです
ただ、人間のように歯磨きを自分ではしないし、歯石を取るのにも全身麻酔をしなくてはなりません。
歯石をとる為には超音波振動のある機械や、鋭い刃物を猫の口の中に入れなければならないのですが、動物は我慢して動きを止めることが出来ないので、全身麻酔をかけて動かないようにする必要があるのです。
歯石取りをする際、私が歯科衛生士をしていることを知っている獣医さんはなんと一緒に立ち会わせてくれました☆
歯石がたまっているのは知っていましたが、麻酔下で見る飼い猫の口の中は予想以上に酷い…I左奥歯2本は揺れが酷過ぎてとても残せず抜歯へー。
右奥は歯石の塊を全部取ったら歯が一回り小さくなりました。
年齢が高いせいで麻酔の切れも悪く、丸1日入院していました。
↓歯石取りの間は写真撮る余裕なく、これは終わった直後の写真
↓麻酔が切れてきてフラフラと動き出しました
その後、順調に回復し、歯石取りと抜歯の前と比べ食欲旺盛になりました!歯痛がなくなったせいか、夜中にすぐ起きてたのが一晩ぐっすり寝るようになりました。
人間も歯痛が酷いと寝れないくらいになりますし、食欲どころではなくなります。猫も人間も同じなんだなと実感
する出来事でした。
今は自分で暖を取るためにダンゴムシのように丸まっています。皆さんも風邪と歯周病にはくれぐれもお気をつけて。共通しているのは予防が大事!なことですII