こんにちは。大崎シティデンタルクリニックです。
今回は睡眠時無呼吸症候群の
病態や症状についてお伝えします。

OSASの病態

OSASは、睡眠中に
上気道が閉塞することで起こります。
睡眠時には仰向けであり、
かつ筋力が弛緩するため、
舌をはじめとする気道周囲組織の背側への
沈み込みが生じることが原因となります。
ちなみに閉塞まではいかず、
狭窄した状態にあるときにいびきが生じます。
OSASの原因

主な原因は、
肥満・小顎・扁桃肥大と言われます。
肥満や扁桃肥大では気道周囲組織の量が
増加するため、また顎が小さい場合は
そもそも骨構造が小さいために、
気道が狭くなると考えられます。
歯科医院で作るOSAS用のマウスピースは、
小顎のケースで特に有効とされます。
OSASの症状

いびきをかいている人の28%にOSASがあり、
OSAS患者の90%に
いびきがみられると言われています。
また、OSAS患者の50%に
昼間の眠気があるとされています。
夜間の覚醒や頻繁な寝返り、
起床時の頭痛がみられることがあります。
OSASの全身への影響

OSAS患者は体内の酸素が少なくなるため、
心臓など循環器の負担が増えます。
その結果、高血圧症、動脈硬化、心不全などの
合併症リスクが上がり、
虚血性心疾患、脳血管障害などの
重薦な合併症にかかる危険性も高くなります。
また、睡眠の障害はストレスや
ホルモンバランスの不調和を感じさせ、
インスリン抵抗性が発現します。
その結果、糖尿病、肥満などに繋がり、
心血管障害のリスクが高まるとされています。
睡眠時無呼吸症候群についての
概要は以上となります。
寝ている間に息止めを
繰り返しているわけですから、
体への負担が大きいことは
想像に難くないと思います。
気になった方はぜひ、
医科の専門外来をご受診ください。
参考:睡眠時無呼吸症候群の口腔内装置治療(医歯薬出版)
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