こんにちは、歯科医師の三留です。

私たちが診療室で行う仕事の中に
患者さんのお口の中の写真を撮る、
ということがあります。

一般の方からすると
なんで写真なんか
撮るんだろう?
と不思議に思われることも
あるかもしれません。

私たちの仕事は、
体の一部である歯を
削ったり、詰めたり、かぶせたり
します。

一度削った歯は二度と戻りません。
ビフォーアフターをきちんと
残すことで時間が経ってからでも
症例を振り返ることができます。

こうだった人が、

お口の中の写真

一年かけてこうなりました。

お口の中の写真

変化は一目瞭然ですが、
写真が無ければカルテに
文字で残っている以外、
記録は残りません。

人の記憶は移ろいやすく
時間が経つほどに
確かこうだったはず、と
あやふやになっていく一方です。

記憶よりも記録
が大切です。

お口の中の写真

これの何ページ分もの
写真がいつの間にか
貯まりました。

これを振り返ることで
反省点を見つけ、次の臨床に
活かすことを忘れないように
していきたいものです。

三留