こんにちは。衛生士長の赤岩です。
少しずつ冬から春への
変化を感じられるこの時期。
季節の変わり目に差しかかると
気候の変化で体調を
崩してしまうことも多いので、
気になる症状があれば
早めに対処していきましょう。
一方、お口の中では
これといった
自覚症状がないまま、
全身の健康を脅かすような
病気があるのを
ご存じでしょうか。
その正体は、歯周病です。
静かに進行しつつ、
さまざまな病気を引き起こし、
寿命にも影響を及ぼすことから
「サイレントキラー(静かな殺し屋)」とも
言われています。
今回は歯周病の
原因と対策をご紹介していきます。
サイレントキラーと呼ばれる歯周病の恐怖
「歯周病が命に関わるなんて」
と驚かれるかもしれません。
しかし、冒頭でもお話ししたように、
歯周病は時として、
以下のような「重篤な病気」を
引き起こすことがあるのです。
・心臓病(心筋梗塞や狭心症)
・気管支炎/肺炎
・糖尿病の悪化
・早産/低体重児出産のリスク増加
歯周病が進行すると
お口の中の歯周病菌が増殖し、
その一部が血管に侵入するようになります。
すると、血流に乗って
全身を巡った歯周病菌が、
さまざまな病気を引き起こす
原因となってしまうのです。
歯周病の進行を早める原因は?
歯周病から歯を守るためには、
歯周病菌が繁殖する原因を
把握しなければなりません。
主な原因は以下の通りです。
・歯周ポケット
歯周病菌は酸素を嫌うため、
歯周ポケットに静かに潜んでいます。
この歯周ポケットが
深くなればなるほど、
知らない間に歯周病菌が
増殖してしまうのです。
・喫煙
タバコに含まれるニコチンには
血管を収縮させる作用があります。
これにより、
歯周病の症状としての出血が
抑えられることで
歯周病の発見が遅れ、
気づかぬ間に
進行してしまうことがあります。
・糖尿病
糖尿病になると、
歯周病のリスクが2倍以上に高まります。
知らず識らずのうちに
細菌への抵抗力や組織の修復力が低下し、
口腔内が乾燥します。
その結果、細菌が繁殖し、
歯周病が悪化するのです。
歯周病の進行から歯を守るには?
歯周病は
自覚症状が少ないにも関わらず、
全身に悪影響を与えうる
恐ろしい病気です。
歯周病の進行を食い止めるには、
お口の中の清潔を保ち、
歯周病菌を
減らすことが大切です。
まずは日々のブラッシングを丁寧に行い、
歯間ブラシやデンタルフロスも活用して、
隙間のプラークも
きれいに取り除きましょう。
また、食事の際には
よく噛んで食べると、
だ液の分泌が増えて
歯周病の予防効果が
期待できます。
そして、定期的に歯科を受診し、
クリーニングや
歯周病のチェックを習慣づけることで、
より効果的なプラークコントロールが
可能になります。
日々の口腔ケアと
歯科でのプロケアを徹底し、
お口を歯周病から守りましょう!
医療法人社団 則真会 大崎シティデンタルクリニック
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