こんにちは、
大崎シティデンタルクリニック歯科衛生士の藤島です。
今回は「うがい」についてです。
「うがい」は水や薬液などで口や喉をすすぐことで「含嗽」ともいわれます。
一般的には、うがいは口の中の洗浄や、インフルエンザなどの感染予防の為に行います。
「うがい」は日常的に行っている行為ですが、実は口腔周囲筋の機能を向上させる為にとても役立ちます。
≪ぶくぶくうがいの効用≫
ぶくぶくうがいをするには、口唇を閉じて、鼻腔と咽頭を遮断して口腔内に水を貯めます。頬や口唇を膨らませて「ぶくぶく」動かし、最後に口をすぼませ水を吐き出します。
この一連の動きが口唇の閉鎖や頬、舌のスムーズな動きを促す効果が期待できます。
≪がらがらうがいの効用≫
がらがらうがいをするには、ぶくぶくうがいと同じく鼻腔と咽頭を遮断して、さらに頸部を後屈させて上を向き、呼気を少しずつ吐き出しながら「がらがら」し、最後に水を吐き出します。
健康な人にとっては無意識に出来る一連の動きですが、身体機能や口腔機能が落ちていると、むせてしまったり難しい場合が少なくありません。
がらがらうがいは、舌の奥の方の筋力を高め、嚥下機能や発声の力をつけるためにも有効です。水を含んでのうがいが難しければ、上を向いて「アー」と発声するだけでも機能訓練になります。
がらがらうがいは「20秒」ぶくぶくうがいは「40秒」意識して行ってみて下さい。
特にぶくぶくは、
左頬10秒→右頬10秒→上唇10秒→下唇10秒
行ってみると、口腔機能の問題のない健康な方でもかなり口の周りが疲れると思います。
それだけ、口の周りの筋肉を使う動作なのです!
また、ぶくぶくで積極的に頬周りの筋肉を動かす事で、ほうれい線予防やお顔のリフトアップにも効果的です。スマイルライン(笑った時の口唇の形)もより綺麗になります。
ぜひ毎日の何気ない動作を意識的に行って、口腔周囲筋を活発に動かしてみて下さい!
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