こんにちは。
大崎シティデンタルクリニック、歯科衛生士の渡邉です。
今日は前回に引き続き、歯科検診ではどんなことをチェックしているのかについてお話ししていきます。
歯科検診では大きく分けて、う蝕(虫歯)・歯周病・力と咬合(噛み合わせ)についてチェックしています。
今日はその中で歯周病について詳しくお話ししていきます。
歯周病とは、歯周組織に発症する疾患の総称で、その原因は細菌・咬合・薬物・遺伝・全身疾患・喫煙などと様々です。
軽度な歯周病も含めると現在、20歳以上の国民の8割が罹患しているとされており、国民病といわれています。
歯科検診ではレントゲン撮影や、歯周組織精密検査から歯周病の程度を診査していきます。
レントゲンからわかること
・歯を支えている歯槽骨の吸収
・歯槽骨吸収の形態
レントゲン診断により原因を見つけ、治療の提案を行なっています。
歯周組織検査からわかること
・プラークの付着度合
・歯周ポケットの値
・炎症の有無
・歯の揺れの程度
・歯肉退縮の程度
この検査は最初だけでなく、治療によって歯周病が治っているかを確認するため治療の節目でも行います。
その他
歯周病には喫煙・薬物・全身疾患・遺伝が関係することから
患者様に生活習慣や全身的既往歴について問診をしています。
ここまでのレントゲン、歯周組織検査で確認できた内容をもとに
歯周治療の計画を立て、治療に進んでいきます。
歯周病は自覚症状が出にくい病気ですので早めに検診を受け、症状がどの程度か知ることが大事です。
早く気付くことで防ぐことができ、治療が必要になった場合も治療時間や通院回数が減るので、早期発見・早期治療が大切です。
当院では3ヶ月〜6ヶ月ペースでの検診を推奨しております。
歯科検診を受けて1本でも多く、健康な歯を残していきましょう。
次回は歯科検診時に診る、力と咬合(噛み合わせ)についてお話ししていきます。
大崎シティデンタルクリニック
歯科衛生士 渡邉