こんにちは。大崎シティダンタルクリニック歯科医師渡邉です。
今回は親知らずについてのお話を。
親知らずは正面前歯から数えて8番目の歯をいいます。
元々親知らずは原始人の骨格の名残りで、現代人の骨格には埋まりきらないため、
歯茎の中に中途半端に埋まっていることが多いです。
そのため正常に萌出する可能性は20%前後といわれ、かなり低いです。
基本上下左右4本存在しています。
親知らずは別名第三大臼歯、または智歯(ちし)とも呼びます。
個人差はありますが10代前半~20代後半までのあいだに萌出してくることが多いです。
きれいに萌出する可能性が低いため、以下のような問題が起こることが多いです。
- 親知らずが著しい虫歯や歯肉の腫れをおこしている
親知らずは歯ブラシが届きにくく、虫歯や歯周病が進みやすいです。きちんと生えている場合でも著しい虫歯や重度の歯周病になっている場合には保存不適当です。
- 親知らずが咬合せず歯肉や頬粘膜を傷つけてしまう
親知らずはかみ合わなければどんどん延びていきます。そうすると向かいの歯ぐきや頬粘膜を噛むようになり、痛みを引き起こします。また顎関節症を起こす原因にもなりえます。
- 親知らずが手前の歯に影響を与える
親知らずが手前の歯を強い力で押して、歯並びが悪くなってしまうことがあります。
- 親知らずが中途半端に生えた状態で生えてこない
親知らずが斜めになっていたり、横に倒れている場合はきちんと生え切らず、虫歯や歯周病を起こす原因となります。
そのため抜歯を選択することが多いです。
「親知らずの抜歯は痛い」というイメージが根強くあるようです。しかし、実際は抜歯の際には麻酔が効いていますので痛みを感じることはほとんどありません。当院では麻酔自体も痛みを感じさせない工夫をしておりますのでご安心ください。
痛みを感じるというのは通常、麻酔が切れてからのことです。
傷口ですから痛むのは仕方のないことなのですが、痛み止め・抗生剤を服用していただくなどすることで、術後の痛みも極力抑えることが可能です。
当院では初診時のレントゲン撮影により親知らずの萌出状況も診査し、現状報告させていただきます。
抜歯が必要かの説明も致しております。
痛みが出る前に、親知らずが気になっているかたは、まずは検査をしにおいでになられてください。
ご相談からはじめてみませんか!
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大崎シティダンタルクリニック歯科医師渡邉