大崎シティデンタルクリニック、歯科医師の松本です。
本日は、矯正治療と歯周病予防についてお話し致します。
一見、歯周病と歯並びは関係にないように思われます。
しかし、以下の3つの理由から歯並びが悪いと歯周病が進行しやすいと言われています。
①お掃除しにくい
歯並びが悪いと歯と歯の間や、歯の周りに汚れが溜まりやすくなります。
歯ブラシを当てても、歯並びが悪いとうまく当たらず、磨き残しが多くなります。
磨き残しがあると、歯周病の原因である細菌の餌となり結果的に歯周病が進行します。
②噛み合わせのバランスが悪い
歯並びが悪いと噛み合わせも悪くなります。
噛み合わせが悪いと、噛んだ時の力の分散が上手く行かず特定の部分に過度な力がかかることがあります。過度な力がかかると、歯を支えている骨の吸収(骨が溶ける)が起きます。
噛み合わせで骨が吸収するって不思議ですよね。
歯周病とは歯を支えている骨が溶ける病気なので、噛み合わせが悪いと歯周病進行の原因となります。
③お口の中が乾燥しやすい
唾液は、口腔内を細菌を自浄する働きがあります。口腔内の唾液が少ないと自浄作用が低下し歯周病が進行します。
歯並びが悪いと、噛み合わせの関係から唾液分泌量が少なくなる傾向があり歯周病原菌が増殖しやすくなります。
また、歯が出っ張っていたりすると上手く唇が閉じれず乾燥しやすくなったりもします。
以上の点から審美的改善のため、及び歯周病予防のために矯正治療を考えてみるのは如何でしょう。
なお、当院での矯正治療に関する詳しい内容はこちらよりご確認いただけます。