つい先日の日曜日、理事長の石橋とともに
歯周外科のセミナーに参加して参りました。
「歯周外科」とは歯周病の治療の1つで
基本的な歯石とりなどの処置をしても、歯周ポケットや炎症が
うまく改善されない場合に選択される外科的な処置の総称です。

「外科」ですので麻酔をしっかりして歯肉を切り開いて歯根や
歯を支えている骨、あるいは周辺の歯肉そのものに処置を
行います。

本や講義を聞いて適応や方法を学ぶことはもちろん重要なのですが、
実際に手技がスムーズに行えるか、といったことが最も重要に
なってきます。

今回のセミナーでは、講義とともに豚の下顎骨を実際の口腔内に
見立てて行う実習がメインで行われました。

歯周外科治療は決して珍しい治療ではないので実際の
診療でももちろん行ったことは何度もあるのですが、
より高いレベルでの処置を行うためにその道のエキスパートの先生に
講師をしていただき、メスの使い方、歯肉への処置の仕方、縫合の仕方
だけでなく、記録のための写真の取り方など多岐に渡って
新しい知識を得ることができ、とても充実したセミナーとなりました。

ただ、習って終わり、ではなく明日への臨床へ活かせるように
さらに努力していこうと思いました。

三留